「22歳」は新卒大学生で言えば入社1年目に当たりますが、すでに「転職したい」と思ってはいませんか?
たとえ希望をもって今の会社に入ったとしても、入社して早い段階で様々な理由で仕事が自分に合わないと感じてしまっている方も少なくはありません。
ですが多くの方は「転職するには早過ぎる」や「今辞めてしまったら次にいける会社なんて無い」と勝手に思い込んでしまっているようです。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか?今回は、22歳から転職活動を成功させる場合のポイントを紹介していきます。
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20代前半で1年以内に転職する割合は約35%
厚生労働省が令和2年に実施した調査によれば、20代前半で入社から1年以内に転職した人の割合は.36.1%との結果が出ています。
入職してから短期間で転職している人の割合が全年代の中でも最も多いです。
働き始めてからの短期間で、企業とのギャップや待遇の違い等さまざまな理由で転職を始める若手層が多いと推測できます。
そのため22歳での転職活動でも決して速すぎるわけではありません。
20代前半は最も転職比率が高い年齢層
総務省統計局による労働力調査内の「年齢階級別転職者及び転職者比率の推移」というデータによると、2010年から転職者の総数は増加傾向にあり、その中でも2018年時点で比率が最も高いのが「15〜24歳(11.3%)」となっています。
「25〜34歳」が7.0%、「35〜44歳」が4.5%ですので、抜きん出て高い数値であることがお分かりいただけると思います。
22歳に限定したデータではありませんが、20代前半は非常に転職する方が多い年代であるということは間違いないようです。
転職市場での価値は低くはない
今、転職市場で高い価値があると判断されているのが「第二新卒」と呼ばれる方たちです。
第二新卒に関して厳密な規定があるわけではないのですが、卒業してから3年以内の方を指しているのが一般的です。
ですから大卒・短大卒で22歳の方は、転職市場で人気の高い第二新卒として転職活動を行うことが可能となります。
高卒の方の場合はこの枠には入れませんが、5年近い職歴と若さを兼ね揃えていることで高い評価を得ることができるはずです。
新卒1年目での転職は心証が悪い?
新卒1年目で転職活動を行ったとしても「1年も持たずに仕事を辞めた」と捉えられてしまい、心証悪くなるのではと心配になってしまうのはわかります。
しかし大卒でも1割ほどの方は1年目で離職しており、短大卒で2割、高卒で3割と高くなっていきます。
これだけの割合となると、企業側も1年目での転職というだけで必要以上に評価を低くすることはありません。
ただ転職を決意することになった理由をしっかりと準備し、採用担当者からの質問にも的確に答えられるようになっておく必要はあります。
退職時期の違いで評価は大きく異なる
必要以上に新卒1年目での退社に関して心配をする必要はありませんが、同じ1年目でも1ヶ月目と11ヶ月目では企業側が受ける印象に大きな違いがあるのは事実です。
入社して数週間程度で会社を辞めてしまっていては何かを身に付けてきていることは期待できませんし、「我慢のできない人間」と思われてしまう危険も少なくはありません。
もちろん高いスキルや特別な知識を持っていれば話は変わってきます。
ですがそこまでの自信がないという方も、半年ほど働いていればマイナスに捉えられることはあまり無いはずです。
22歳の転職は男女で差はある?
22歳という若い段階であれば、男女間で転職に関する差が発生する心配はありません。
近年の平均出産年齢である30歳や結婚適齢期と言われる年齢が近づいてくると、女性は若干ですが転職に影響する可能性は否めません。
ただその年齢も22歳の皆さんにとってはかなり先のことですので、女性が転職活動を行う際に特に何か不利になるということも考えられません。
22歳で転職する4つのメリット
22歳で転職活動を始めるメリットは、以下の通りです。
- 若年層の転職は人柄・ポテンシャル重視
- 新しい環境へ適応しやすい
- 新しい知識の吸収力が高い
- 高卒なら大卒よりも即戦力になる可能性がある
以下で詳しく解説していきます。
若年層の転職は人柄・ポテンシャル重視
22歳での転職では、経験よりも人柄やポテンシャルが重視されます。
企業は若年層の成長可能性や柔軟な思考を高く評価し、経験不足を補うために研修制度やフォロー体制を設けています。
企業側も早期離職した人材を補填するために、若手を積極的に採用して自社の戦力にしたいと考えていることもあります。
仕事に対して前向きな姿勢や、知識を吸収して役立てたいという気持ちを持って選考に挑むことで、採用確率を上げることが可能です。
新しい環境へ適応しやすい
22歳は新しい環境への適応力が高く、柔軟性を持って仕事に取り組むことができます。
この年代は新しい挑戦に対する恐れが少なく、異なる業務や企業文化に迅速に順応する能力を持っています。
年齢が高くなるにつれて考え方が固定される傾向があるため、企業としては柔軟な思考性を持つ若手層を積極的に採用しようとします。
年齢ならではのメリットを活かして、転職できる重要な時期であるといえます。
新しい知識の吸収力が高い
22歳の若者は新しい知識やスキルを素早く吸収する能力があります。
学びやすさと柔軟性が高く、未経験の分野においても短期間で成果を出す可能性が高いです。
企業はこのような学習意欲と成長の速度を評価し、長期的に自社で活躍してもらうために早い段階で教育しようと考えるのです。
高卒なら大卒よりも即戦力になる可能性がある
高卒の22歳は、大卒に比べて実務経験が豊富である可能性があります。
この経験は、即戦力としての能力を示す貴重な資源となり、特に実務経験を重視する職種においては大きなアドバンテージとなります。
現場での経験は理論知識とは異なる実践的なスキルを提供し、企業にとって魅力的です。
22歳で転職する3つのデメリット
22歳は他の年代と比較して転職しやすい年齢です。
しかしすべての職種において転職できるわけではなく、相応のデメリットも存在します。
22歳で転職するデメリットは、以下の通りです。
- 忍耐力がないと判断される可能性がある
- 他の応募者と比較される可能性がある
- 応募できる業界が限定的になる
以下で詳しく解説していきます。
忍耐力がないと判断される可能性がある
22歳で転職するデメリットとして、企業の採用担当者から忍耐力がないと判断される可能性があることが挙げられます。
22歳は大卒間もない年齢ですから、入社した企業を1年未満で退職していることになります。
そのため重圧のかかる環境下で耐えきれずに転職していると判断され、自社に入社しても早期退職してしまうのではないかと疑念を持たれてしまう可能性もあります。
忍耐力がないことをカバーするために、アピール方法を変える必要があります。
他の応募者と比較される可能性がある
22歳で転職する際、他のスキルのある応募者と比較される可能性があります。
同じ企業に応募している人材の中には、皆さんよりも年上で社会人経験や業務スキルを身に着けている人もいます。
他の応募者と比較され、経験のある方を優遇して採用されてしまうこともあります。
身に着けているスキルや経験は時間の経過に依存することも多いので、皆さんは別の方向からアピールポイントを増やす必要があります。
応募できる業界が限定的になる
業界によっては新卒一括採用を行っているところも多く、中途採用で応募するには特別な経験やスキルが求められることもあります。
ほぼ未経験の状態で応募できる業界が絞られてしまいますので、希望の業界に必ずしも転職できるわけではありません。
もし転職したい業界があるのであれば、今の会社で経験やスキルを身に着けることをすすめます。
22歳での転職で成功する人の特徴
22歳で転職活動を行って成功している人の特徴は以下の通りです。
- 企業分析を丁寧に実施している
- キャリアプランを明確に立てている
- 未経験・若手向け求人に絞って応募している
以下で詳しく解説していきます。
企業分析を丁寧に実施している
転職を成功させる22歳は、応募先の企業分析を丁寧に実施しています。
業界の動向、企業の文化、成長機会などを詳細に調査し、自分のキャリア目標との適合性を見極めます。
この分析は面接での質問への回答にも役立ち、志望動機の説得力を高めます。
キャリアプランを明確に立てている
成功する転職者は、自身のキャリアプランを明確に立てています。
目指す職種や業界、将来のキャリアパスについて具体的な計画を持ち、それを転職活動に活かしています。
このような計画性は、企業に対して自己の目標が明確にしていることを示すことができます。
自身の目指す方向性がはっきりしていることは、企業にとっても長期的な投資の価値があると判断されやすくなります。
未経験・若手向け求人に絞って応募している
22歳で成功する転職者は、自分の経験やスキルに合った、未経験者や若手を対象とした求人に絞って応募しています。
これにより、自分のスキルセットや成長の可能性を最大限に活かせる職場を見つけることができます。
また、これらの求人は一般的にトレーニングや研修制度が充実しており、キャリアの基盤を固めるのに適しています。
22歳での転職で失敗する人の特徴
22歳での転職で失敗する人の特徴は、以下の通りです。
- 経験者向けの求人に応募している
- 社会人経験で得たスキルを言語化できていない
- 仕事を辞めた原因が曖昧
以下で詳しく解説していきます。
経験者向けの求人に応募している
22歳で転職に失敗する一因として、自分の経験やスキルレベルを過大評価し、経験者向けの求人に応募している場合があります。
このような求人は一般的に高いスキルセットや具体的な実務経験を要求するため、未経験や基本的なスキルしか持たない22歳にとっては不利になりがちです。
経験者向けの求人は、スキルや経験を重視して選考基準が厳しくなっています。
未経験や学歴不問の求人に応募するようにしましょう。
社会人経験で得たスキルを言語化できていない
転職に失敗する22歳の特徴の一つに、社会人としての経験で得たスキルを効果的に言語化できていない点があります。
具体的な実績や経験を適切に表現できないと、面接官に自分の能力を理解してもらうのが難しくなります。
自己分析をしっかり行い、経験を具体的かつ分かりやすい形で伝えることが重要です。
仕事を辞めた原因が曖昧
前職を辞めた理由が不明確なことも、転職の失敗要因となります。
面接時に退職理由を問われた際、明確かつポジティブな理由を述べられないと、採用側に懸念を与えることになります。
前職を辞めた理由を正直かつ建設的に伝え、今後のキャリアにおいてどのようにその経験を活かしていくかを明確に示すことが大切です。
22歳の転職で失敗しないためのコツ
転職活動は闇雲に行っても良い結果は中々得られません。
22歳の方もそれは同じですが、特に注意していただきたいコツが幾つかあります。
まだまだ若いからと油断すること無く、今回の転職を成功させるためにできる限りの準備をしておきましょう!
転職活動は働きながら行う
若い方の転職活動でマイナス要因となりかねないのが「勤務歴」です。
短いよりは長い方が良いのは確実であり、たった一ヶ月の職歴の違いが内定を受けられるかどうかの境目になってしまうことも無い話ではありません。
ですから、転職活動を行うのであれば「働きながら」行うことが大切です。
そうすることで、就職先探しが長引いたとしても結果的に企業側が重視する、「職歴」を手に入れることができるようになります。
転職に適したタイミングを見極める
仕事探しには最適なタイミングが存在します。
例えば退職者が出やすい月の少し後を選べば、企業が多くの求人を出している可能性があります。
また春先に仕事を探していても、新卒を採用したばかりの企業が求人を出していることはあまり無いと考えられます。
企業が人を欲しがりライバルが少しでも減るタイミングを選ぶことができれば、転職活動を成功させられる可能性はグンと高くなりますね。
おすすめは2〜3月と7〜8月
中途採用の募集が多くなるのは2月頃です。
ですから、この時期を選べば多くの求人が見つかる可能性が高く、おすすめのタイミングと言えます。
もう1つのタイミングとなるのは7〜8月。
4月入社した新人が短期間で辞めてしまったり、ボーナスを貰ってから退社した方の補充をするための求人が出る頃です。
この時期は第二新卒向けの案件が多くなるのが特徴ですので、22歳の皆さんも求人情報をチェックしておくことをおすすめします。
自分のPRポイントを分析する
まだまだ若いので仕方ないのですが、目立った実績が無いのであれば自己PRに力を入れることが大切になります。
これまでの仕事の中で行ってきた工夫、働く上で大切にしていることなどを上手く伝えることができれば、ポテンシャルを感じてもらえる可能性が高くなります。
また「社会人としての経験」を評価されている第二新卒の方は、社会人のマナーを意識した受け答えができるようにしておくのも重要です。
さらに前職の退職理由はネガティブな内容ではなく、前向きな理由にしておきましょう。
異業種への転職や派遣などの働き方も候補にする
もし正社員を目指した転職活動が上手くいかなければ、人手不足であったり若い人材を求めている異業種を候補に入れるのも1つの方法です。
また職歴がネックになりそうであれば、派遣として働き職歴を増やすという方法もあります。
「24歳」や「27歳」も転職に最適な年齢と言われています。
今理想の転職ができないと思ったのなら、そのタイミングを見据えて行動するのも良い選択肢です。
22歳の転職には転職サイトやエージェントが役立つ
22歳という若さでは自信を持って転職活動を行うのは難しいはずです。
ですが「転職エージェント」を利用すれば、理想の転職が行える確率は大幅にアップします。
ここからは「22歳にとって転職エージェントが役立つ理由」を4つご紹介します。
利用することで大きなメリットがあるとわかれば、新たな挑戦へと踏み出す勇気も出てくるのではないでしょうか?
市場価値を正しく判断してもらえる
転職エージェントで皆さんを担当してくれるのは、キャリアアドバイザーなどと呼ばれる「転職のプロ」です。
登録後に行われる面談の中で、これまでの経歴などを総合的に判断して皆さんの市場価値を判断してくれ、最適な求人を紹介するのがキャリアアドバイザーの役割の1つです。
自分がどんな仕事が向いているかわからなかったり、興味のある業界があっても不安が大きいという方は、面談を受けてアドバイスをもらうのをおすすめします。
詳細な企業情報が手に入る
求人情報は応募先を選ぶのに非常に重要な情報となりますが、詳細な情報が得られるかと言えばそうではありません。
仕事内容や給与面に関しても大雑把な情報しか無いことがほとんどで、比較検討するのも簡単ではないはずです。
ですが転職エージェントを利用すれば、求人情報だけではわからない詳細な情報を手に入れることができます。
気になることを調べてもらったりすることも可能ですので、転職後の不安やギャップも減らすことができるんです。
交渉もお任せ!
待遇面や給与面にほんの少しだけ不満がある求人があったとすれば、皆さんはどうしますか?
ほとんどの方は「妥協する」か「違う求人を探す」のどちらかを選ぶことになるはずです。
でももし転職エージェントを利用していれば、そのどちらも選ばなくて済むかも知れません。
なぜならキャリアアドバイザーが皆さんに代わって企業との「交渉」をしてくれるからです。
面接の日程調整などもお任せできますので、とっても頼りになりますよ。
孤独な転職活動にパートナーが見つかる
転職活動を行っている間には、様々な不安が付きまとうはずです。
そんな時に転職エージェントを利用していれば、キャリアアドバイザーに相談することができるようになります。
孤独な転職活動中に相談相手がいるということこそ、もしかすると転職エージェントを利用する最大のメリットになるかも知れませんよ。
22歳におすすめ転職エージェント
転職エージェントが非常に役立つ存在であることは間違いありませんが、「20代の転職に強い・特化している」場所を選ぶことでさらに利用価値は高まります。
数ある転職エージェントの中でも、特に22歳の転職希望者におすすめのサイトを2つご紹介します。
まずは、このどちらかに登録することから、皆さんの新しい職場探しが始まります。
ハタラクティブ
求人数 | 非公開 |
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対応エリア | 全国 |
職種 | 営業・エンジニア等 |
業界 | IT業界・不動産業界等 |
対象年代・属性 | 20代・未経験・第二新卒 |
サポート内容 | 求人紹介、カウンセリング、応募書類添削・面接対策サポート,転職活動の手続き代行(書類提出・日程調整など)など、その他各種サポート |
関連サービス | キャリアチケット:レバレジーズの就活エージェントサービス(無料就活サポート) |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-302698 |
- 20代・未経験者の転職に強い
- 就業経験なしの人も活用できる
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ハタラクティブは20代の転職・就職支援に特化しており第二新卒向けの求人も多数見つかります。
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未経験OKの正社員求人が多いのも特徴ですので、今とは違う業界で再スタートを切りたいという方にも最適です。
マイナビエージェント
求人数 | 72,756件(うち非公開求人13,101件) |
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対応エリア | 全国 |
職種 | 営業・エンジニア・製造・医療系専門職・コンサルタント・金融専門職・不動産専門所億・クリエイティブ・バックオフィス・建築・販売・サービス等 |
業界 | 全業界 |
対象年代・属性 | 20代・30代・第二市新卒 |
求人分布【年収】 |
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求人分布【業種・業界】※一部 |
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サポート内容 |
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関連サービス(専門職サイト) | マイナビ会計士,マイナビ税理士,マイナビ顧問,マイナビEXECUTIVE AGENT マイナビ看護師,マイナビ薬剤師,マイナビ保育士,マイナビコメディカル マイナビDOCTOR,マイナビ介護職 |
運営会社 | 株式会社マイナビ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-080554 |
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転職したいと思った今こそが最適なタイミング!
22歳の若さで転職するのは不安かも知れません。
ですが辞めたいと思うほど大変な状況で、そのままズルズルと今の会社で働いていても状況が改善する可能性は高くないはずです。
「転職したい」と思っている今こそが状況を変える大きなチャンスとなります。
22歳は転職市場価値が高く、転職エージェントを使えば転職が成功する可能性はさらに大きくなります。
若さを無駄にしないためにも何か行動を起こしましょう!