今回は第二新卒におすすめしたい転職サイトをご紹介します。
どのサイトに登録するのが良いのか、またはどういった組み合わせでサイトを併用すべきなのか徹底解説していきます。
金沢星稜大学・金城大学短期大学部・石川県歯科医師会立歯科医療専門学校 非常勤講師
2級キャリア技能士、秘書検定1級、ビジネス文章検定1級、メンタルヘルスマネジメントⅠ種など多数の資格を保有。
2級キャリア技能士、秘書検定1級、ビジネス文章検定1級、メンタルヘルスマネジメントⅠ種など多数の資格を保有。
日本を代表する大手電機メーカーのシステムインテグレーター出身。
キャリア教育・人材育成を中心にITからビジネスマナーまで幅広く活躍。
就職支援・転職支援にも対応。
閉じる
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会 CDA会員
一般社団法人 日本マインドセット協会(JMSET)認定インストラクター
一般社団法人 成れる会 代表理事
実用書の編集者を10年経験し、独立。
自身の仕事経験と、心理学・コーチングの学びを元に中小企業の社員育成業をスタートした。
「強みを生かし、ゆたかに生きる人を増やす。人を成長させるリーダーを増やす」という理念の元、中小企業の女性スタッフ人材育成を専門としている。
閉じる
第二新卒におすすめの転職サイト比較【総合ランキング】
転職サイト | 特色 | 適した利用者 | 担当エリア | 有料職業紹介 | 法人番号 |
---|---|---|---|---|---|
doda(デューダ) |
|
20代~30代前半の若手層・未経験層 | 全国(カウンセリング拠点:北海道、宮城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、鹿児島県) | 13-ユ-304785 | 2010401089183 |
マイナビエージェント |
|
20代~30代前半の若手層から30代~40代半ばのミドル層 | 全国(カウンセリング拠点:北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、福岡県) | 13-ユ-080554 | 3010001029968 |
リクルートエージェント |
|
20代~30代前半の若手層・未経験層・志望業界が定まっていない方 | 全国(カウンセリング拠点:北海道、宮城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、新潟県、長野県、静岡県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、福岡県) | 13-ユ-313011 | 5010001060426 |
ハタラクティブ |
|
社会人経験のない20代・第二新卒など | 全国(対象エリア:北海道、宮城県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、広島県、岡山県、福岡県) | 13-ユ-304785 | 2011001056755 |
type転職エージェント | IT・Web業界・エンジニア職・営業職に強み | 一都三県のIT・Web・エンジニア系転職を希望する方 | 東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県 | 13-ユ-040429 | 8010401008039 |
マイナビジョブ20’s |
|
20代~30代前半の若手層・未経験層 | 全国(カウンセリング拠点:北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、福岡県) | 13-ユ-080554 | 3010001029968 |
JAIC(ジェイック) |
|
20代~30代前半の若手層・未経験層 | 全国(カウンセリング拠点:宮城県、東京都、愛知県、大阪府、福岡県、熊本県、上海) | 13-ユ-010450 | 1010001066022 |
Re就活 | 適性をじっくり見る独自メソッド | 20代~30代前半の第二新卒・フリーター | 全国(カウンセリング拠点:北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、福岡県) | 13-ユ-314210 | 3120001047728 |
ここからは、第二新卒の方におすすめの転職サイトを紹介していきます。
doda(デューダ)│第二新卒おすすめ転職サイト 1位
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 公開求人 253,437件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層・未経験層 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 | |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-304785 |
URL | https://doda.jp/ |
dodaは日本最大級の求人掲載数を誇り、未経験・第二新卒層向けの求人も非常に多く掲載されています。
求人紹介と合わせて、転職エージェントサービスも提供されており、応募書類・面接対策のサポート、転職活動手続きの代行など、さまざまな面でサポートが受けられます。
自分で求人をチェックするには非常に膨大な数があるので、キャリアコンサルタントに相談をしながら精査していくことをおすすめします。
マイナビエージェント│第二新卒おすすめ転職サイト 2位
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
求人数 | 公開求人 74,685件 / 非公開求人 13,182件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層から30代~40代半ばのミドル層 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 | |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-080554 |
URL | https://mynavi-agent.jp/ |
マイナビエージェントはdodaを超える圧倒的な求人掲載数があり、もちろん第二新卒を対象とした求人も多数あります。
求人紹介以外にも、面接対策や職務経歴書のアドバイス、フィードバックを貰うことができるので、社会人経験のない・浅い第二新卒の方にもぴったりです。
あらゆる業種・業界・条件の求人掲載がある一方で、業界ごとの深い知識を持つコンサルタントも多数在籍しています。
リクルートエージェント│第二新卒おすすめ転職サイト 3位
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
求人数 | 公開求人 421,794 件 / 非公開求人 223,752 件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層・未経験層・志望業界が定まっていない方 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 | |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-313011 |
URL | https://www.r-agent.com/ |
リクナビエージェントは転職業界国内最大手のリクルートが運営する転職エージェントです。
様々な年代の求人情報を取り扱っているため、第二新卒専門とはいえませんが、エージェントの転職に関する知識やサポート力は非常に高いと評判です。
第二新卒がリクナビエージェントを利用する際は、転職サイト「リクナビNEXT」と併用することをおすすめします。
特に、リクナビNEXTで発見した第二新卒向けの求人情報を自分で調べておき、その内容をエージェントに伝えることでスムーズに求人紹介をしてもらえることにもつながりますし、その企業について求人票に載っていないような情報をもらうこともできます。
ハタラクティブ│第二新卒おすすめ転職サイト 4位
運営会社 | レバレシーズ株式会社 |
---|---|
求人数 | 公開求人 4,265件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層・未経験層・第二新卒 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 |
|
職業紹介許可番号 | 13-ユ-304785 |
URL | https://hataractive.jp/ |
ハタラクティブで取り扱っている求人は未経験・無資格歓迎の求人がメインであるのに加えて、専門のコンサルタントが社会人経験のない求職者に対しても丁寧にサポートしてくれます。
ハタラクティブのコンサルタントによるサポートの結果、社会人未経験の第二新卒者が上場企業へ就職したケースも多数あります。
type転職エージェント│第二新卒おすすめ転職サイト 5位
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
---|---|
求人数 | 公開求人11,005件 非公開求人18,918件(2024/07/17時点) |
対応地域 | 首都圏(東京・千葉・埼玉・神奈川中心) |
適した業界・年代など | IT・Web業界・エンジニア職・営業職などの転職を目指す方 |
対応職種 | IT・Web業界・エンジニア職・営業職などメイン |
関連サービス・事業 | |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-040429 |
URL | https://type.career-agent.jp/ |
type転職エージェントは、IT・Web業界・メーカー業界、エンジニア職・営業職などに強い転職エージェントです。
20代をターゲットとした求人やサービスが比較的強く、第二新卒にもおすすめです。
スキルアップや今後のキャリアアップなど、中長期的なキャリアプランも相談しつつ、最適な転職先を決めていくことができます。
マイナビジョブ20’s│第二新卒おすすめ転職サイト 6位
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
---|---|
求人数 | 公開求人5,834件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層・未経験層 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 |
|
職業紹介許可番号 | 13-ユ-080554 |
URL | https://mynavi-job20s.jp/ |
マイナビジョブ20’sは未経験OKの求人が76%以上、転職後3ヵ月間の定着率が95.5%※を誇る転職サイト・エージェントで、若手未経験層にとっておすすめのサービスといえます。
※2022/10/1~2023/9/30に入社された方の3ヶ月の定着率
面倒な諸手続きをコンサルタントが代行してくれるので、面倒な手続きに時間をとられず、転職活動に専念することができます。
その他、カウンセリング・書類や面接のサポートも手厚いほか、全国にカウンセリング拠点を持ち、対面での相談も可能です。
JAIC(ジェイック)│第二新卒おすすめ転職サイト 7位
運営会社 | 株式会社ジェイック |
---|---|
求人数 | – |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層・未経験層 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 | 就職カレッジ®:企業向け若手・第二新卒専門人材紹介サービス |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-010450 |
URL | https://www.jaic-g.com/ |
JAICは第二新卒などの未経験者に特化した転職サイト・エージェントで、社会に出るうえで必要な基本的な研修から丁寧にサポートしてくれます。
また、面接本番の前に5日間の就活研修を実施しており、ここでは履歴書添削や面接対策・ビジネスマナーなどが幅広く含まれ、無料で受講できます。
人によっては慣れないハードな研修ですが、研修の成果を活かして内定を獲得した人も多数います。
Re就活│第二新卒おすすめ転職サイト 8位
運営会社 | 株式会社学情 |
---|---|
求人数 | 公開求人 10,922 件 (2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の第二新卒・フリーター |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 |
|
職業紹介許可番号 | 13-ユ-314210 |
URL | https://re-katsu.jp/career/ |
Re就活は比較的オーソドックスな求人掲載型の転職サイトではありますが、掲載求人は20代・第二新卒向けのものが多くなっています。
dodaやマイナビエージェントと比較すると大企業や専門職向けの求人数は少ないですが、その分、第二新卒が正社員になることを目的とした転職では使いやすくなっています。
無料で登録が可能で、企業からRe就活を通して特別スカウトが届くこともあります。
第二新卒営業職におすすめ転職サイト比較
第二新卒として転職したい方の中には、営業職への転職を検討している方もいますよね。
第二新卒が営業職として転職するときに役立つ転職サイト・エージェントは以下の通りです。
doda(デューダ)│第二新卒営業職おすすめ 1位
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 公開求人 253,437件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層・未経験層 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 | |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-304785 |
URL | https://doda.jp/ |
dodaは国内でもトップクラスの転職サイト・エージェントです。
取り扱っている求人の中でも、営業職の割合が比較的高いのが特徴。
登録年齢も20代~30代がメインで、第二新卒からも利用されています。
エージェントからのサポートも受けられるので、第二新卒の初めての転職活動でも役立てられるでしょう。
マイナビエージェント│第二新卒営業職おすすめ 2位
マイナビエージェントは、20代の転職サポートを専門にしている転職エージェントです。
転職サポートの際は、じっくりコンサルタントがヒアリングしてくれるので、初めての転職活動でも安心して利用できます。
営業職の求人も多数掲載しており、下記の通り職種別でも求人を検索できます。
- 不動産営業
- IT営業
- 広告・メディア営業
- 金融・保険営業
- 人材営業
- 医療系営業
- 工業製品営業
- コンシューマ向け製品営業
- 海外営業
- カスタマーサクセス・インサイドセールス
営業職でもこだわりを持って求人を検索したい方は、マイナビエージェントをぜひ利用してみてください。
第二新卒のIT・エンジニアにおすすめ転職サイト比較
PCに打ち込んでいるのは、コンピュータの技術です。IT業界は使う側ではなく、ITの開発をしているのです。
ワークポート│第二新卒エンジニアおすすめ 1位
運営会社 | 株式会社ワークポート |
---|---|
求人数 | 公開求人101,177件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 営業職、クリエイティブ、エンジニアなどの転職を希望する方 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 | ー |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-040590 |
URL | https://www.workport.co.jp/ |
ワークポートはIT業界の転職に強い転職サイト・エージェントです。
一般的にエンジニアやIT業界に特化した専門のサービスでは、未経験向けの求人を掲載していないことが多いのですが、ワークポートでは未経験者向けの求人も取り扱っています。
第二新卒で経験はないけどエンジニアとして転職したい…!という方でも安心して転職活動ができるでしょう。
転職をサポートしてくれるコンサルタントも、専門性が高い人が在籍しているので、応募先の求人には載っていない情報を教えてくれることもあります。
良いIT企業に転職したい場合は、ワークポートの利用を検討してみてください。
doda(デューダ)│第二新卒エンジニアおすすめ 2位
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 公開求人 253,437件(2024/07/11時点) |
対応地域 | 全国 |
適した業界・年代など | 20代~30代前半の若手層・未経験層 |
対応職種 | 全職種 |
関連サービス・事業 | |
職業紹介許可番号 | 13-ユ-304785 |
URL | https://doda.jp/ |
dodaは総合型転職サイト・エージェントとしての立ち位置ですが、エンジニア向けの転職サイト・エージェントの求人も取り扱っています。
会員登録をすると自由に求人が閲覧できて、自分に合った条件で求人をチェックできます。
専門のコンサルタントからも条件に合わせて求人を提案してもらえるので、エンジニアの経験が浅い人でも経験を問わない求人を紹介してもらえる可能性があります。
第二新卒におすすめの転職サイトの4つの特徴
第二新卒におすすめの転職サイト・エージェントの特徴を4つのポイントに分けて紹介していきます。
- エージェントサービスの評価が高い
- 求人の数・業種・職種が多い
- 転職サポートが充実している
- オファーやスカウト付きの転職サイト・エージェントかどうか
①エージェントサービスの評価が高い
良い転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーが質が高いです。
具体的に言うと、求職者のセールスポイントや弱点を理解して個性を生かす仕事を紹介してくれます。
自分の適性は自分では分からないこともありますが、転職のプロのアドバイザーは冷静に判断します。
企業側から利用料が払われているので、求職者はすべてのサービスを無料で受けられるのもメリットです。
企業風土にも詳しい
また、日頃から企業訪問を行って各企業がどのような人を必要としているか熟知していますから、求職者にぴったりの仕事を紹介することができます。
過去の転職者から企業の実態を聞いているため、外から眺めているだけでは分からない企業風土についても詳しいのです。
②求人の数・業種・職種が多い
第二新卒は、若さと可能性が売りです。
自分で業種や業界を絞り込まずに自由な発想で企業を眺める方が、満足のいく結果になることが多いです。
良い転職エージェントは、求人数も、業種も職種も豊富です。
ですが、あまり業種を絞り過ぎないようにしましょう。多数の求人がありますから視野を広くして企業を見ることが重要です。
ただしITスキルなど特別な技能のある人や、医療・介護など特定の業界での経験を生かしたい人であれば、特定の業界に特化した転職サイトを利用すると良いでしょう。
③転職サポートが充実している
良い転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーから充実したサポートを受けることができます。
求人を紹介するだけでなく、どうしたら採用されるか細かなアドバイスをしてくれ、一緒に転職活動を戦ってくれる心強い味方です。
たとえば、履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策も考えてくれます。
転職が上手くいかないときも、アドバイスをもらえば次からの活動に生かせます。
企業に推薦文を書いてくれることや、面接日程や採用条件に関して企業との間に立って交渉してくれることもあります。
担当者との相性が悪いと感じるときは、担当者の変更をエージェントに要求すれば、他のアドバイザーと代わってくれます。
担当者に悪いからと我慢せず、正直に伝えましょう。
とはいえ、人間同士のことなので相性もありますから、合わないと思ったら遠慮せずに担当者を変えてもらいましょう。
④オファーやスカウト付きの転職サイト・エージェントかどうか
転職サイトや転職エージェントを利用する際にはそのサービスが「オファー」や「スカウト」機能がついているかを確認しましょう。
行きたい業界が決まっているという人はそのまま進められますが、自分の適正を迷っている人や興味が複数ある人は転職先の業界を判断するのが難しいと思います。
オファーやスカウト機能がついていると、利用者の入力した希望条件や経歴に合わせて企業の情報を送ってもらえることがあります。
その業界の種類は多岐にわたり自分の想定もしていないようなところからくる可能性があります。
実はその企業が自分の希望条件に合っていたなんて言う思わぬマッチングもありますので、機会を広げていきたいと考えている人は転職サイト/エージェントを選ぶ際には確認するようにしましょう。
第二新卒の転職のメリット
第二新卒であることが転職の際に有利に働くことは多いです。
自身のアピールポイントや、転職における利点を把握するためにも、第二新卒が転職するメリットを理解しておきましょう。
スペックよりもポテンシャルを評価されやすい
第二新卒とはお伝えした通り、新卒入社してから3年以内に会社を辞めた人のことを指します。
新卒と比べて社会人経験がある分、転職の際はスキルや実績をアピールしなくては…と考える方もいるでしょう。
しかし、まだ社会人経験も浅い若手であることは求人企業ももちろん理解しています。
そのため、第二新卒採用ではこれまでの実績や、マネジメント能力の有無等が選考基準になることは稀です。
むしろ新卒採用に似ているところがあり、今後どのように活躍していきたいか、そのためにどんな努力をしていくかといった、やる気やポテンシャルが重要視される傾向にありますよ。
目立った実績がなくても採用してもらえる可能性が高い点は、第二新卒のメリットといえますね。
また、新卒と違って、第二新卒の方は社会人のビジネスマナーがある程度身についていると、企業側は見なしています。その点も伝えられるとよいですね。
未経験からの転職難易度が低い
未経験職種への転職は、一般的に年齢が高くなるほど難しくなっていきます。
ミドル層の人材に対して、企業はこれまでに培った実績や経験と、それを活かして自社で活躍してくれることを期待するからです。
また未経験業務に挑戦するための適応力や柔軟性は、若い世代の方が優れていると考えられることが多いですね。
年齢が高くなるにつれてこだわりや固定観念が定着してしまい、採用後の扱いが難しい人材になっていくというイメージを持たれがちなのです。
そのため未経験分野への転職においては、第二新卒は非常に有利だということができます。
20代という若さもあり、こだわりなくチャレンジする意欲、どんなことも受け容れて糧にできる柔軟性があります。
未経験の分野へも転職しやすいです。
経験職種への転職はさらに有利
中途採用においても、若手世代の採用ニーズは非常に高いです。
お伝えしたように未経験職種への転職だとしても採用されやすいくらいですから、経験職種への転職ならさらに転職難易度は下がります。
まだまだ伸びしろのある若手で、さらに実務経験があり即戦力ともなれば、企業からみて非常に魅力的な人材のはず。
前職と同じ業界、もしくは同じ職種で転職しようとしている第二新卒は、かなり有利に転職活動を進められるでしょう。
第二新卒の転職のデメリット
第二新卒であることは転職で有利に働くことが多いですが、一方でデメリットとして捉えられる側面もあります。
メリットを活かしつつデメリットはカバーできるように、転職における第二新卒のデメリットについても把握しておきましょう。
採用してもすぐに辞めてしまうイメージがある
第二新卒とは、新卒入社して3年以内に退職した人のこと。
中には1年や1年未満で会社を辞めた方もいるでしょう。
第二新卒の採用ニーズは高いですが、「仕事が長続きしない人なのかな」「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」という不安を企業側は感じています。
即戦力の中途を採用する場合と違い、第二新卒には人材育成の手間とコストがかかるため、入社しても短期間で辞められてしまうとコストを回収できず採用の苦労が水の泡に。
そのため採用担当を安心させられるよう、前職を退職した理由の伝え方はよく考える必要があります。
また忍耐力や継続力があることを、経験談を交えて伝えるのも良いですね。
入社後、長く続ける意欲があること、どんな目標をもって勤務したいと思っているかなど、前向きな気持ちを伝えましょう。
前職の退職理由は、不安を抱かれないように、伝え方をコンサルタントに相談するのもよいですね。
第二新卒を採用していない企業もある
企業によっては、、1年以上の職歴がない場合など、勤務年数で制限をかけている場合があります。
せっかく入社したい企業や理想の求人があっても、第二新卒では応募ができないことがあるのですね。
第二新卒が転職サイトを使う際の良くある質問
第二新卒は転職活動自体が初めてですから、転職サイトを利用するうえで不安に感じていることも多いでしょう。
以下では第二新卒が良く抱えがちな疑問を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
今いる企業に転職していることはバレない?
転職サイトや転職エージェントを利用していると気になるのが、今いる企業に転職していることがバレないかですよね。
基本的に今いる企業に転職活動をしていることがバレることはありませんので、安心してください。
転職サイトは皆さんの登録情報が企業に対して通知されることはなく、あくまで皆さんが応募した時にのみ情報が送信されるシステムです。
また転職エージェントでスカウト機能がある場合は、備考等に在籍している企業には情報を送らないでほしい旨を記入しておけば対応してもらえます。
転職活動をしていることが職場にバレてしまうと、転職が成功するまでの期間気まずくなってしまったり、万が一転職活動に成功できなかった場合働きづらくなってしまうこともあります。
あくまで皆さんに対する求人紹介や転職支援を中心に実施してくれますので、転職サイトの利用を通じて情報が漏洩する心配はありません。
スカウト機能はどこまで信用していいの?
転職活動で利用するスカウト機能は、あくまで参考程度にしておくことをおすすめします。
転職サイトで皆さん宛てに発信されるスカウトは、登録情報に応じてAIが自動で送付していることが多いです。
スカウトと名はついているものの、あくまで自動送信にすぎませんので信用しすぎるのはNGです。
いくつくらいのサイトに登録したほうがいい?
転職サイトを複数登録するときの目安は、大体2~3がベストです。
転職サイトにはメールアドレスを登録しますので、定期的に条件にある求人をピックアップして送付してもらうことになります。
あまりにも多くの転職サイトに登録していると、メールが頻繁に来てしまい、メールボックスがいっぱいになってしまうこともあります。
また、超少子高齢化の影響で採用に苦労している企業は多く、新卒の一括採用を取りやめ通年採用とし、できる限り優秀な人材を集めようとしている企業があります。
第二新卒でもまだまだチャンスはあります。諦めずに就職活動に励みましょう。
しかし、卒業して社会人となったのなら、自分の力で生計を立てなければいけません。
働くとは、ただ単にお金を稼ぐだけでなく、自立することを意味しています。就職とはどのような手段(仕事)で自立するのかということです。